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188.ママの道(7月1日)

kage

 放課後、理科室に呼ばれたので急いで行ったら、そこで田崎先生は私に本のようなモノを突き出すんです。

 一瞬、何かの小説のように見えたんだけどそれは分厚い日記帳でした。わけもわからずページをめくると一番最初のページにだけ日記が書き記してあるの。そしてそこには見覚えのある字が書いてあり、それはまぎれもなくママの字でした。

 読んでいるウチに私は日記帳を持つ手が震えてきました。ママは先生に陵辱されていたんです。それも私がイジメられなくなった6月の後半から、ずっと今まで毎日のようにイヤらしく犯されるようになってしまったと書いてありました。
 しかもそうなったのは私のヒミツを守るために、卑劣とも言える肉体関係の要求を受け入れたからであって、つまりはワタシの身代わりとなったと言えるんです。

 だけどさらに読み続けるウチに、本心でないながらも先生の陵辱にカラダが反応し身悶えるようになったことが書いてあり、深く思い悩むようになったママの気持ちが読みとれてきたんです。そんなママの気持ちを考えると私は居ても立ってもいられなくなっちゃいました。
 パパは単身赴任でずっと札幌にいるから寂しかったのかもしれません。それでいて中学生のワタシを育て、家事もこなし、しかも手作りケーキのお店を続けるのはきっと大変だったでしょう。

 そんなママがテクニック抜群の先生の卑劣なワナにかかっちゃったんだから、ママのことを非難できません。ママだってまだ42歳でフケこむような年齢じゃないから、絶倫で抜群のテクニックを誇る田崎先生の魔の手に陥っちゃうのも仕方ないと思います。
 なんといっても一番許せないのは田崎先生だけど、その田崎先生によって1年生の3学期からイヤらしく仕込まれたのが当のワタシなんだから、アレコレと太刀打ちできるハズもありません。

 もうワタシには、これしか道はないのです。

 6/30の日記の終わりに、ママはこう書き記していました。そこまで意を決して書き記したママの気持ちを思うと、ワタシだってこれ以上ママを苦しめたくありません。
 なんたってお互いにとってたった一人の母と娘なんだもの。だからママの身に起こるありのままを、受け止めようと思ったワタシでした。

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